旅の途中。
仙台、国分町。
隣で飲んでたトラック運転手。明後日、島根まで荷物を運ぶそうだ。
時間だけはたっぷりある。
島根まで乗せて下さいよ。と、私。
おぉ、いいよ。と、セブンスターを燻らせたパンチパーマの運転手。
日本海側へ北上。
中部地方、近畿地方を抜けて島根県松江市に到着。
ありがとうございました。
これ受け取って下さいと、セブンスターと封筒にしのばせたいくらかのお金。
ばかやろ。
これで飯と旅の足しにしろと、ポケットから一万円。
楽しかったんだよ。お前、何か商売やるべきだよ、うん。と運転手。
穴井さん。
お元気でしょうか。
あれから一度もお会いしてませんね。
気づいたら36歳。あの時の穴井さんの歳になってました。
先日、長野出張で休憩したどこかのサービスエリア。
並ぶトラックを見て、急に思い出したパンチパーマの助手席。
当時19歳の出来事。
cafeSTAND、本日も営業中です。