日々:その二十三

8月1日(月)

母と台湾料理店へ。

炒三鮮、ビーフン、台湾麺線など。

これからの老後の話など真剣に話す。

お互いのために。幸せに生きるために。

 

帰りがけ、実家から学生の時に使っていた辞書を一式持ち帰る。

携帯には極力頼らずに生活したい。

かすれた蛍光ペンの跡がつく数十年前の辞書。

この気持ち忘れちゃ駄目だよな。

 

8月2日(火)

歯医者へ。

その後、読みかけの本2冊読了。

店の買い出し。直売所を数件回る。

夕方、西千葉の自宅へ。

 

8月3日(水)

朝の掃除。なんだか街の様子がいつもと違うなぁと。

そうか、夏休みか。どうりで学生が歩いてない訳だ。

ふと、8月を感じた瞬間。

小学生の頃、8月(夏休み)が永遠に続くんじゃないかって思ったりしていた。

 

8月4日(木)

ここ数年は、近場も含めて全く旅(宿泊する)をしていない。

2020年。ここからは当分の間、旅に出ないと心に誓った。

パンデミックという理由もあるが、最大の理由は大切な人の死であった。

毎日泣いていた(今もだけど)。

悲しみから逃げるのではなく、

自分自身と向き合い勤勉になろうと思った日があった。

 

旅の準備、そろそろかな、とも思う。

 

8月6日(土)

お店は15時まで。

夕刻からはライブ営業。本日のアーティストは’ラッキーオールドサン’

 

各駅停車の小さな街、個人店で行われる大切なアコースティックコンサート。

理想のかたち。

 

お店から30分ほど離れた工業地帯。

本日から大規模ロックフェスが行われている様子。

週を跨ぎ5日間行われるそうだ。

どちらも同じ’音楽’だけとも、中身は全く違う気がする。

 

終演、後片付けをすると22時半。

スタッフと中華屋に行って24時帰宅。

臨時スタッフHちゃんありがとう。助かりました。

 

お店ではライブ営業時にボランティアスタッフを募集しています。

 

8月7日(日)

本日からお店では’コーヒーゼリーのパフェ’が初お目見え。

キャラメルアイスは店長Gの自家製。濃厚なゼリーによく合います。

 

お店終了後’きのえね夜市’の打ち合わせのため、

西千葉から佐倉へ移動。

頭の冴えるスタッフばかり。頼もしいです。自分も頑張ります。

打ち合わせ後、佐倉から西千葉へ一旦戻り自宅2(木更津方面)へ。

 

帰りの高速道路、やや眠くなる。

サービスエリアで小休憩。

自販機の前、若者4名、カップル同士。

どこ行くのかな、夏休みかな‥楽しそう。

何やっても楽しく美しい時期、あるよね。

瞬間と永遠。

 

24時を過ぎたあたり、自宅着。

 

8月8日(月)

7時起床。珈琲を淹れる。

昨日、食事をきちんと取れなかったので空腹気味。

久しぶりに軽く朝食を食べる。

 

ふと思い立ち、昼過ぎに久留里駅へ。水を汲んだり、あたりを散策。

昼食は蕎麦屋か駅前のタイ料理屋と思っていたが、瓶ビールが飲みたくなって名店’喜楽飯店’へ。

こちらのお店、酒の提供は瓶ビールのみ。清い。

エアコンは無く、扇風機の回る音。

テレビからは高校野球。

THE夏。

 

直売所に寄ると、おおまさりの落花生が大量に売られていた。即購入、ラッキー。

自宅に戻り落花生を茹でる。

庭で採れた空芯菜で炒め物、

農家さんにいただいた、きゅうりとナスで漬物。

これまたご近所さんからいただいたオクラを焼いて夕食。

THE夏。

21時就寝。

 

8月9日(火)

6時起床。映画を一本。

10時から歯医者、今日は長丁場と先生から言われている。

 

12時帰宅。

桃。貴方は何故にこんなに美味しいのさ。

 

8月11日(木)

祝日だそうだ。山の日っていつから?

感染者が云々と。

まずは規則正しい生活から。十分な睡眠の確保。

ここ二年で学んだこと。

これから長い人生の中(短命かもしれないが)、

この数年の人生は、情報や欲望に惑わされずにぐっとこらえて、

頭(勉強)と身体(体力・体への投資・治療)と向き合うフェーズでも良いのではないか、と。

 

21時半就寝。

 

8月12日(金)

おとぎ話、日比谷野音の開催中止を告げられたのは、オフィシャル発表の数時間前。

朝から連絡を取り合っていたけども、

ぽつぽつと雨がちらついた時間にメール音がなった時、嫌な予感がした。

 

ボーカルにメール。

一言だけ交わす。なるべく重たいメールにならないように。

自分に何かできるとこはないか。考える。

 

8月13日(土)

本来ならは野音。

風がぴゅうぴゅう台風到来。

 

8月14日(日)

お店は夏季休暇。

市原市湖畔美術館へ。

夕食はもんじゃ焼きと焼きそば。なんだかやっぱり夏な感じ。

 

8月15日(月)

老眼が顕著に。眼精疲労。

まぁこれで良いのかもしれない。携帯見るのも億劫だし。

いらない情報をよりシャットダウンできる。

 

8月16日(火)

7時起床。軽食と淹れたての珈琲をボトルに入れて、わりと近所の袖ヶ浦公園へ。

広大な面積。池の周りを1時間、ゆっくりと朝から歩く。

頭の中を整理しながら。

 

8月20日(土)

‘おひさしぶりですぅ~’とお店の入り口に韓国の友人のゼミンが。

あまりにも普通に来店してきたが、このコロナ禍、実に3年ぶり??に再会。

嬉しくって、感極まり握手しながら泣いてしまった。

聞けば、’Se So Neon’がサマーソニックに出演で来日するので、

そのチームメンバー(PAオペレート)で同伴したとの事。

 

何したい?と聞くと、

’日本酒飲みたい!!’と。

全く変わってなくて、また泣いた。

 

8月22日(月)

9時から歯医者へ。虫歯の治療は完了。

ここからは整備段階かな。まだまだ先は長いぞ。

主治医の先生には本当に感謝している。

リラックスして治療ができているし、意見をはっきりと伝えてくれる頼もしい方。

信用しています。

結局は人と人なんだと思う。

 

帰宅後、

’声もなく’’ブルー・バイユー’映画を2本。

久しぶりに映画を観た気がする。

 

夕飯と思い、近所のラーメン屋、蕎麦屋回るもどちらも臨時休業。

次の選択肢がないので(田舎なもので)、自宅へ帰る。

外食の選択肢の無さ。数年前はキツかったが、

これが田舎の良いところだと最近は思い始めている。

家の庭でとれた空芯菜で炒め物、モロヘイヤをおひたしにして簡単な食事。

 

8月23日(火)

西千葉の自宅1へ。税理士との顧問会議は14時から。

その前に書類に抜けなどがないか今一度確認。

本日の議題は法人税の来期分前納について。

その他の質問事項をまとめる。

 

15時半、店長G合流。

稲毛にあるgris sourisへ。パッションフルーツをお土産に。

角田淳さんのお皿を2枚購入。

食卓の楽しみが一つ増える。

 

8月24日(水)

仕事後、干物と麦酒。

完璧な酒のアテ。

干物&酒のBARをやりたいと常々思っている。

 

8月25日(木)

週末は、いよいよ’きのえね夜市’開催。

明日からは、ホテルに缶詰。

準備はOK。

 

8月31日(水)

夕暮れ時の虫の鳴き声が秋に近づいている。

 

 

今月は本も映画も音楽も全く頭に入らず、、、。

9月に期待。

 

日々:その二十二

7月1日(金)

待ちに待ったポールトーマスアンダーソンの新作’リコリスピザ’がいよいよ公開初日。

ヤッホー!!と意気揚々と上映映画館調べたら、千葉市周りの映画館ではまだ上映無し‥。

信じられない。

 

7月4日(月)

木更津にて、’ベイビー・ブローカー’鑑賞。

数分出演の役で(ほんとに5分位)、キム・セビョク(大好きな女優)とイ・ドンフィがスクリーンに。

名優ばかりの映画だった。

 

救済される映画というべきだろうか。

生まれてきたタイミングだったり、今一度家族について思ってみたり。

何故、主役の職業がクリーニング屋なのか、ふと考えてみたり。

 

個人的にぺ・ドゥナの車中のシーン。エイミーマンの’ワイズ・アップ’が流れるところが肝。

’マグノリア’を思い出さない訳がない。

マグノリアは公開してすぐに観に行って、観賞後そのままもう一度窓口に行きチケット買って、

映画館へ入って行った。私的映画ベスト5に入る名作。

 

7月5日(火)

レイトショーで’エルヴィス’鑑賞。

大いに泣く。

あまりにも世界的に有名な人物による、あまりにも不運な人生物語。

しかし、その中にも光があった。

生きなきゃ、と思った。

 

7月6日(水)

メモ魔である。落書きみたいのから色々と書いておいて手帳に挟んだり、

気になった記事なんかをクリップでまとめたりしている。

それを、週ごとにいるのもいらないもの振り分ける作業。

なんでこれ書いた?ってのもあるんだけど、とにかく、書くことが必要で、自分の財産の一部。

自分にとっての必需品といえば、ペン、付箋紙、クリップ、メモ帳である。

 

7月7日(木)

業務終了後、京成佐倉にて’きのえね夜市’の打ち合わせ。

 

7月8日(金)

情報を知ったのは15時過ぎだったと思う。

しばらく情報はシャットダウンする。

教育、マスコミ、TVを根本的に変えていかないと、この国は滅びていくだろう。

 

ご冥福をお祈りいたします。

明けない夜はないが、今夜は気が重い。

薔薇の花を買って帰宅した。

 

7月9日(土)

どうしてもまとまったお金が必要で(会社経営しているとたまにある)、

休日に仕方なく銀行でお金を下ろす。手数料が悔しい。

 

7月10日(日)

お店では久しぶりの落語会。

出演は春風亭一蔵さん。久しぶりにお会いしたけども元気そうで何より。

今夜は、’堪忍袋’’お妾’’紀州’の三席。

一蔵さん、9月にはいよいよ真打昇進が決まっている。

真打披露公演が楽しみである。

 

打ち上げには参加せず。

いよいよ明日は手術の日。個人的に今年最大の山場である。

23時、自宅2に到着。

 

7月11日(月)

9時。

個室にて患者衣に着替えて(紙おむつも!!)、いざ手術室へ。

採血をし全身麻酔、酸素マスクをつけたところまでは覚えてる。

気づいたら、手術は終了していて個室のベッドで寝ていた。

時計を見ると12時半。ナースコールを。

先生から、もう少し安静にしていてくだいね~。と。

なんだか安心する。

 

起きたら、14時。少し意識もスッキリしていた。

とにかく無事に終了した。

 

7月12日(火)

安静日。

何も食べれない。

投薬後、ゆったりソファーに座りながら、気になって映画’ARGO’を鑑賞。

1979年から1980年にかけた在イランアメリカ大使館人質を題材とした映画。

ホメイニー率いる反体制派。

パフラヴィー国王をイランから放逐、その後、国外亡命したパフラヴィー元国王をアメリカが受け入れたことに反発。

テヘランのアメリカ大使館を占領。

 

イランは行ってみたい国のリストに入っているんだよなぁ。

 

7月13日(水)

安静日は続く。しかし、本日からお店の営業が始まる。

当たり前だが、時間は止まらない。

イメージしていたよりも、大変でかなりキツい。

 

7月14日(木)

安静にしつつ、仕事を。

食事は相変わらず流動食。

 

痛さはあるが、気晴らしに車を運転し蘇我の映画館へ。

全くもってノーマークであった韓国映画’モガディシュ脱出までの14日間’を鑑賞。

素晴らしいの一言。

これだから韓国映画はやめられないな。

しかし、キム・ユンソクは良い俳優だなぁ。

 

1991年。ソマリア、反乱軍による内戦。

お金、貧困、宗教、知識。

昨日までの弱者(と思われた人々)が、武器を持ち人を殺め笑っていた。

2022年も全くもって変わっていない。

 

7月18日(月)

山崎ビルにて、ルーフトップコンサート。

所謂、屋上ライブである。

この一ヶ月は、天気(雨雲レーダー)とも格闘しながら準備を重ねてきた。

 

最高のライブ中に考えていたのは、次に狙っている開催場所の事。

目的地は、既にある。

面白いことを行いたいんだ。

明日なんて本当に来るかなんてわからないし。

ぼーっとしてたら人生すぐ終わっちゃうし。

 

7月19日(火)

朝、西千葉の自宅1から自宅2に戻る。

横になると眠ってしまいそうで、ロッキンチェアーで少しゆっくりする。

自宅2の滞在は1.5時間。

最近まともにゆっくりできていないなぁ。

 

11時、病院にて抜糸。すぐに終わる。

直売所へ野菜を買いに。春物から一気に夏野菜へ変わっていた。

 

15時半西千葉着。

昨日の収支、出金伝票の確認。仕事関係、メールなどを。

屋上ライブ、現実だったんだなぁ、と、しみじみ。

40歳の男達が鳴らすロックンロール。

20年以上にわたり、紆余曲折ありながらも夢を見続け、もがき苦しみ、光を見いだす男達。

そこには、まだまだ原石のダイヤモンドが散りばめられているんだよ。

 

7月21日(木)

京都の本屋、大阪のシンガーソングライターの個人商店、各々から本が届く。

丁寧に梱包された商品。

お店のミニコミやフライヤー。

おそらくシンガー本人による感謝の一筆が同封されていた(とても嬉しい)。

こういう繋がりが人を幸せにするんだと、しみじみ思う。

 

7月22日(金)

母の誕生日。メールにてお祝いを。

来週、食事へ行く約束を。

 

7月23日(土)

6時半出社。

手術からの仕事の遅れを取り戻すべく、昨日から起床時間を一時間早める。

’昭平堂’の珈琲を淹れ、手、指のマッサージをして、BILL EVANS’ANOTHER TIME’をBGMに黙々とパソコン作業。

 

7月24日(日)

コロナ感染者が増えているという。

国外の状況を見てもこれだけマスクを律儀にしている国は他にないでしょう。

ワクチンも4回目??5回目??を、推奨している。

置き換えることはできないが、

’物価が高騰しています。ですから、値上げしますね。値上げは、2回まで(ワクチン接種)のお約束でしたが、

既に、ここ二年あまりで4回~5回目(ブースター)の値上がりになりますが、ご協力お願いしますねぇ~。’

なんて、飲食店では絶対できないよなぁ。

ふくざつ。

 

7月25日(月)

インフルエンサー??

ユーチューバー??

知らないよ、そんなの。

まずは名を名乗りなさいよ。

話はそこからです。

 

それと、コスパ。

コスパ、コスパって、昨今、うるさくないですか?

コストを徐に重視してパフォーマンスしてない人(店)も存在するわけですよ。

そこが力量というか、知恵というか、店の努力と言いますか。

我々の店から言わせてもらうと、コスパ云々よりも、

食べ物が新鮮なのか、栄養があるのか、身体に染み渡るのか。そこが重要なんです。

 

耳障りの良い言葉ばかりに騙されてはいけません。

誤魔化されてはいけません。

 

7月26日(火)

沢木耕太郎さんの新書、’飛び立つ季節’読了。

今回も素晴らしい。一気に読み終える。

’無難を求めて大勢に盲目的に従うのではなく、何事も自らの責任において自らの行動を決する。

そんな習慣が、ひとりひとり身につくようになるとすれば、この災厄にも、大きな意味があったということになるのかもしれない’

旅のエッセイ集だが、ウィルス(災厄)への、この一文に膝をうった。

やはり自分が考えている事は間違っていないと確信した。

 

7月27日(水)

映画’セシボン’鑑賞。

1970年代にあった音楽喫茶’セシボン’での物語。

図らずも、キム・ユンソクが出演(まぁ素晴らしい演技ですし名優ですね)。

 

主人公のオ・グンテ。

こんな気持ちは知らず知らずのうちにどこかに置いてきてしまったな。

今現在、本当に大切だと思える人たちと生活が送れている。

全ては必然なのかしれない。

などと考えてみたり。

 

7月31日(日)

7月の営業もあっという間に終了。

今月の収支を追う。

先月、先々月、昨年の同じ月。

仕入れ金、雑費、消耗品費、会議費、交通費、交際費・・・・・・。

流動するお金を眺める。

15年続けていると、数字だけの世界にも見えてくるものがある。

それを見つけて軌道修正しながら、明日へ繋げて行く。

脳内の比較情報を怠ってはいけないのだ。

 

今月の、、、。

■印象に残った本

・飛び立つ季節 沢木耕太郎

・ことばのうまれる景色 辻山良雄

・ポール・ヴァーゼンの植物標本 ポール・ヴァーゼン(著)堀江敏幸 (著)飯村弦太(その他)

 

補足)

リトルモアから出版されました’ポール・ヴァーゼンの植物標本’ですが、

私の親友である飯村弦太氏が携わる本となっています。

 

彼は、東京都文京区湯島にある古道具店’ATLAS’の店主です。

湯島に店舗を移す前は千葉市中央区にて同店舗を営んでおり、私は事あるごとに足を運んでいました。

いつからかぽそぽそと会話を育むようになり、

そこからは、いく日も酒を飲み、語り合い、個人店同士の悩みや葛藤を互いに励まし合いながら、

数十年の月日が流れて現在に至っています。

業種は違えど、僕にとっては良きライバルであり、とても大切な親友です。

彼の仕事はとても甘美で最美で儚く美しく嫉妬を覚えるばかりです。

 

2017年の夏。

古道具屋の彼は例年の如くフランス(時には他国も)への買い付け中、およそ100年前の宝物を見つけ出します。

それがこの標本の原型です。

時は2022年の初夏。

堀江敏幸氏による書き下ろしの文章と共に現代の芸術品として、まさしく新しいかたちとしてこの世に蘇りました。

是非、手にとってご覧になって下さい。

 

弦ちゃんが書いた気持ちのこもる’あとがき’で感涙したのは内緒にしておきましょう。

弦ちゃん、本当におめでとう。

あなたの仕事は素晴らしい。

 

■素晴らしき映画

・エルヴィス

・モガディシュ

・セシボン

 

■日常にあった音楽

・Chaliwa NEW ZION TRIO

・Dylan’s Gospel The Brothers & Sisters

・CHAMBER MUSIC Ballake Sissoko & Vincent Segal

 

7月20日(水)

こんにちは。

いつもcafeSTANDをご利用頂きありがとうございます。

 

7月20日(水)に関して、

当ビル消防設備点検の為、営業時間を15時迄とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い致します。