日々:その三十三

6月1日(水)

色々思うところあって、新聞の定期購読を再開。



6月2日(木)

起きると、身体に異変あり。



6月4日(土)

早朝散歩。

代わり映えの無いようでいても、

西千葉の街も刻々と土地が買われ緑がなくなってゆく。

平地や公園は無くなり、縦に伸びるマンション群が出現するか、

コンクリート固めのコインパーキングが次々と現れる。


土や木々よ、さようなら。

こんにちは、資本主義とバビロンシステム。

ふと気づくと呆気ないほどに自然は我々の前から消えて無くなってしまうのだ。



6月5日(月)

身体の異変続く。病院へ。

待合室のTVへ視線を向けると、

赤いメガネフレームがトレードマークの幼馴染がメインで司会を務めていた。

今年の年末もまたふらっと飲みに来るのだろうか。

いつだって急なんだよね来店するのが。

当たり前か、、、。普段TVを見ない私ですら、

こうやってすぐに目にすることのできる人物になったのだから。


主治医曰く、免疫力が相当に低下(過労)しているとの事。

レントゲン、諸々。

点滴を打ってもらう。

検査結果後、店長Gにすぐに連絡。

処方された塗り薬と錠剤、二週間分。

飲みたくないけど、ここまで酷いとしょうがないか。

体調を戻すべく、一週間ほど安静にすることを空を見上げながら誓う。



6月6日(火)

風呂上がりに庭へ出ると、周りの虫の鳴き声が変わっていることに気づいた。

平家の自宅2を購入し拠点(西千葉との二拠点生活ではあるが)を移した時は、

季節の移ろいなどを感じ取ることが出来なかった。

都会(西千葉)にいると視点だけで生活している気がする(夜も明るいし)。

こちらに帰ってくると嗅覚聴覚、あらゆるものと対話ができる。

夜は暗い。当たり前のこと。

この当たり前を忘れてしまうと大変なことになる。



6月7日(水)

ポッドキャストなるものを知る。

まだまだ知らないことばかり。

これは便利ですね。

早速色々と聞いてみよう。




6月8日(木)

安静に。




6月9日(金)

安静に。(そろそろお酒を飲みたいが、ぐっと堪えて。)



6月10日(土)

インフレーション。

物の値段が上がるということは、お金の価値が下がるということ。

手元に100万円あるとして、、、。

非常にざっくりだが、

インフレ率が1%ならば10年後に実質価値が90万、

2%ならば同約80万、

3%なら同約70万ほどに目減りする。

物価が下がることはこの先無いだろう。

どうするのか。

当たり前だが、この先の経済を見据えて自分で勉強し行動するしかないのだろう。



6月11日(日)

サンデープロミス’特別編’開催日。

6時半からセッティングを開始。8時設営終了。

夢のような1日だった。

いつだって、見たことのない景色をお客様や演者と共有したい。



6月12日(月)

映画’怪物’鑑賞。

怪物なんて誰もいないんだよ。

一生懸命、誰もが生きている。

是枝監督作品では一番好きかもしれない。



6月13日(火)

HIC(秘境居酒屋倶楽部)始動日。

今回のツアー先は内房線の佐貫駅(ほぼ無人駅)。

名前は伏せるが、一軒とんでもない名店がどどーんとそこに鎮座しているのだ。

焼酎の水割りは水道水の蛇口から。まさしくストロングスタイル。

イカの天ぷらと作りたての肉団子の旨さに度肝を抜かれる。

その後、ツアー先を自宅2にして、あらためて酒席を開始。

Oちゃん、Hちゃん、今回もありがとう!!



6月14日(水)

打ち合わせ、京成佐倉駅へ。

素晴らしく美味しい食事とワインを囲みながら、真剣な話を。



6月15日(木)

業務終了後、店長Gと夕食。

自宅1帰宅。1時間ほど読書。

お風呂に浸かり、夜風を当たりに近隣を散歩、時刻は23時半過ぎ。

駅前のラーメン屋には行列。

これから就寝する私、これからラーメンを食べる方々。

生活のリズムが全く違う。

おやすみなさい。



6月16日(金)

人の不倫、色恋。

ましてやリークされてしまった恋文を嘲笑う様な人間にはなりたくないな。

絶対に。

愚の骨頂だよ。



6月17日(土)

椅子取りゲームをした。ハウスミュージックで踊った。

めちゃくちゃに楽しかったね。

単純なゲームほど面白い。

しあわせな時間でした。



6月18日(日)

沢木耕太郎さんと斎藤工さんのラジオ番組。

沢木さんの一言。

’旅へ行き、自分の身の丈を知ることが大事。いきいきと生きていれば寄ってくる。’

まさしくです。

そしてやっぱり沢木さんが大好きです。



6月19日(月)

病院へ。

主治医より、病状は良好とのこと。

一安心。

本屋で新書を物色。

帰宅し、近所の中華屋に向かう。

餃子と瓶ビール、日経新聞と共に。

21時就寝。



6月20日(火)

7時起床。

10時までに全ての返信メールを出し終えて、

庭で栽培しているバジルとローズマリーを摘んで、

店の買い出しのため直売所をまわる。

車の洗車と庭の掃除をしている最中、ご近所の方に紫陽花をもらう。

とても嬉しい。

紫陽花は一番好きな花かもしれない。


火曜日は、私にとっての勉強の日。

14時から18時まで図書館へ。

煮詰まった脳を冷やすべく、その後1時間散歩。

BGMは古典落語、古今亭志ん朝師匠の’大工調べ’。



6月21日(水)

西加奈子さん’くもをさがす’読了。

女性の方々には特に読んでいただきたい本(もちろん男性にも)。

闘病にまつわるノンフィクション。

がんを患うご自身をこんなにまでさらけ出し、

時にユーモアをも交える圧巻の文章。

私の同い年ということもあり、とても感慨深く幾度となく泣いた。

こんなに素晴らしい書物が1400円で購入できるなんて、

やっぱり本は可能性を秘めた宝物に違いないですね。



6月22日(木)

周りの方々から旅の便りが届く。

多少の不便などがあっても、

行きたい場所に行ったり会いたい人に会うということは、

とても大切なことだと思う。



6月27日(火)

映画’わすれな草’鑑賞

お腹の子をあきらめ養子に出すか、自らの手で育てるか。

決断を迫られる若き韓国人の3人を追った生々しくも心揺さぶられる

ドキュメンタリー。

若いということは良い意味で無知であり、十分に可能性を秘めている反面、

行動に歯止めが効かず無鉄砲であることも事実である。

なんとも言葉が出てこないドキュメンタリー映画だった。


夕方、図書館へ。

新聞を一通り読み漁り、’暮しの手帖’を読む。

随筆欄にて、とても素敵な文章を見つけた。お名前を藤崎彩織さんという。

メモ帳にお名前を書き写し、

帰宅後に検索をかけてみると(図書館では携帯電話を使わぬよう徹底している)、

バンド’SEKAI NO OWARI’のメンバーとのこと。

へぇ~、才能があるお方なんだとしみじみ。

小説も上梓されているようで、購入してみようか。



6月28日(水)

会食。

’文句’と’批評’は全く別物だよね。という議題。

良しも悪しも批評は大いに受け入れたいよね、とお互い一致。

同席の女性曰く、

’無課金ユーザーほど文句が多く匿名ばかり’だと。

納得。



6月30日(金)

自宅2の住宅ローンと車のローンが今月をもって全完済。

3年前に返済計画フローを立て、概ね予定通りの結果となる。


’起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半’

人間一人に必要なスペースは、座っている時に半畳、寝ている時に一畳、

いくら天下を取っても一食二合以上のお米は食べきれない。

つまりは必要以上のものを欲しがったり手に入れたとしても使いきれないのだ。


身の丈にあった生活スタイルや資産形成が大事だと思うようになったこの3年半。

個人的に60歳を超えてまで借金(何かしらのローン)を背負いながら

生活することは考えられない(私にはそのようなパワーは持ち合わせていない)。


家賃等々の悩みがなくなったことで、

次のフェーズで’何にお金を比重(挑戦)をかける’かを、

自ら選択できるようになった。

また、旅の行動資金と時間(長期の旅)を大きく設定できるようになる。

重ねて、人生の豊さを常に探求し、

物理的財産と一人の人間としての知識を積み上げていく。

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