日々:その三十四

7月1日(土)

渋谷へ。

渋谷パルコの代わりようにすっかり驚いてしまう。

それだけ渋谷という街が私から遠のいた証拠であろう。


7月2日(日)

夕方、贔屓のレストランへ。

隣の席では家族四人(父・母・息子・娘)が食事の最中だった。

私は父の存在や記憶というものが皆無である(母は私が一歳未満の時に離婚)。

全くもって感覚がわからないが、

テーブルを囲んで家族で食事っていいなぁと思う。

一度くらい体験したかった。と思う。

無くすものが大きければ、得るものも大きくなるのかな。

そう思って生きてきたが、答えは見つからず。


7月3日(月)

早朝。

坂本龍一さん、最後の手記’ぼくはあと何回、満月を見るだろう’読み始める。

戸籍謄本取得のため、九十九里方面へ。

パスポート取得をそろそろ。

ぐっと旅が近づく瞬間だ。


7月4日(火)

電車の中、液晶の動く広告。目が痛い。


7月5日(水)

やっぱりか‥(詳しくは、5月30日の日記参照)。

「取得は事実だが、今後のことは決まっていない」と言っていたはずだが、

結局決まってたんだよね。千葉市も知っていたはずだよねぇ。

2023.7.5 東京新聞

千葉市・川戸の森、来月にも伐採開始 事業者が説明会 戸建て50棟超計画

https://www.tokyo-np.co.jp/article/261032


7月6日(木)

Pが天使を連れてご来店。

元気な男の子、無事に出産おめでとう。

店を開店して初めてのスタッフとして働いてくれたのがPだった。

感慨深い1日。


7月7日(金)

七夕。

飛行機の手配(国内線)などを。

西千葉稲荷神社へ月一のお参り。


7月10日(月)

人と同じじゃダメだよ。

自分を出さないと。


7月15日(土)

失敗は抱きしめるしかない。そこまでが自分だ。

とことん反省して、次、繰り返さないように考える。

人生は冒険。失敗の連続なのだから。


7月18日(火)

7時:起床。掃除、洗濯

8時:珈琲、メールチェック、返信。新聞を読む。

9時:店の食材の仕入れのため買い出しへ。(直売所、農家さんなど)

11時:帰宅、食事(自炊)。

13時:坂本龍一’ぼくはあと何回、満月を見るだろう’読了

14時:図書館へ。二冊返却。

17時:’垂直の記憶’読了

18時:ランニング(6km)

19時:食事の下準備、お風呂。

20時:食事(自炊)

23時:就寝


7月20日(木)

久方ぶりの再会。

当時の上司、同期、後輩との飲み会へ。武蔵小杉駅まで足を運ぶ。

20数年前、サラリーマン時代があった。

幸運な事に名前を出せば誰でもわかるような大企業に約四年間、

お世話になることができた。

今でもよく働かせてくれたな(雇用してくれた)と思う。

徹夜もしたし、お金を使う遊びも覚えた。

自分に嘘をついているようで接待と合コンは大嫌いだった。

会社に貢献できたとは思っていないが、

私にとっては貴重な財産であることは間違いない。

’塚本が部署に配属されて数ヶ月経った時、あぁこいつはここにいるべき人間ではないと思ったし、長くはいないよね(笑)と部署の面々は口を漏らしていた。実際、俺もそう思った。たださ、新しい風が吹いたと思ったね。なんか大型台風みたいな。すごいのが来たぞ。っていうかさ。’

Oさん、嬉しいお言葉ありがとうございます。

私、がんばります。


7月21日(金)

朝6時起床。

ここ数日よりも幾分涼しげな街をゆっくりと1時間程散歩。

街ゆく子供たち。

マスク取って大声出していいんだぜ。

思いっきり笑っていいんだぜ。


7月22日(土)

母親の誕生日。

感謝の気持ちを込めて連絡。

古希ですね。おめでとう。

感謝しています。


街を歩くと蝉の鳴き声が重奏。

8月に向けて暑さはさらに上昇するだろう。

そんな1日。


7月23日(日)

某出版社より、修正可否の確認依頼。

すぐに返信。

よほどのこと(休日の夜帯など)がない限り、連絡はすぐに返す。

待つ方と待たせている方では、時間軸は全く違うと思っている。


7月24日(月)

アクアラインに乗り渋谷方面へ。

まずは、代々木駅前の’美容会館’へ。

友人Aが美容室新規店舗用のシャンプー台を一緒に見にきて欲しいとの依頼で

ついていく。

ほぉー!!へぇー!!とか、最新機器の性能に驚きばかり。

昔から美容室って大変興味のある職種。誰か私と美容室オープンさせませんか。

その後、渋谷へ移動。

映画’ドキュメント サニーデイ・サービス’鑑賞。

スクリーンに映し出される自分の姿や店の風景。なんだか不思議な気持ちだ。

私のハンカチはこれ以上何も吸い取らないくらい涙で濡れていた。

自分が愛した(ている)バンドであるからこそ、

多くの人に観てもらいたい(勝手に)なと思う。

現状、千葉では上映予定がない。なんなら私が動いてみるか。

行動しなければ道は開けない。


7月31日(月)

塚本耕平さんからのご質問です。

‘ここ最近の時期は暑くて集中力もすぐに低下し、やる気もあまり湧かずに困っています。そのためか、日記も遅筆になり、読書にも集中できず、なかなかうまくいかないことばかりです。気を抜くとすぐに麦酒を飲みたくなってしまいます。どうすれば良いでしょうか。’

塚本耕平さんからのご回答です。

’あきらめましょう。いくら人間の仕業とはいえ、この異常気象は想像できませんよ。考えてみて下さい。私たちは産まれることも、死ぬ(自殺は別)ことも自ら決められないのです。すなわち、基本的に人生というものは思い通りにいかないことが多いのです。SNSなどで他人と比べようとすると、どうしても自分だけつまらなそう‥‥なんて思ったりする人が多いみたいですが、そんなことはほっときましょう。いくら比較しても貴方は貴方で他人にはなれないからです。時間の無駄です。だからこそ、考えることを止めてはいけませんね。常に毎日毎日、自分自身で考えるのです。人の意見(時には大事ですよ)やインターネット・SNSではなく、常に自分の答えを見つけ出しながら生きてゆくのです。最後に貴方が多大なる影響を受けた言霊、とぎどき忘れているようなのでここに書いときますね。それと、この季節、格別に美味しいのは理解しますが(特に最初の一口)麦酒はほどほどにね。’

’黙って服従することは、しばし安易な道ではあるが、

決して道徳的な道ではないのだ。それは臆病者の道なのだ’

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア