日々:その二十九

2月1日(水)

白いシャツにまた赤ワインをこぼしてしまう。

いつも通り。

洗濯するたびに、まぁこのシミが着いたシャツも自分らしいかなぁ、と慰める。

 

2月3日(金)

インドから帰国した友人が来店。お茶をいただく。嬉しい。

ヨガの聖地、リシュケシュで曲が出来たそうだ。

3月にインド再訪との事。

呼ばれているんだね、きっと。

存分に楽しみながら生きてほしい。

 

2月4日(土)

友人の旦那様の悲報。

通夜に参列。

言葉にならない。

 

’さよならだけが人生ならば 人生なんていりません’

寺山修司

 

2月6日(月)

実家へ。

本日のランチは台湾料理。

 

夕暮れ時に茂原駅(ツアー先)に移動。

HIC(秘境居酒屋倶楽部)の始動である。

絶品のハムカツ、串焼き、熱燗で今夜もホットな夜に。

メンバーのOちゃんとHちゃんは、

僕にカメラの楽しさだったり、一瞬の永遠を切り取ることが出来る事を教えてくれてた二人。

二人の撮影する写真はいつも素晴らしいのです。

自分もデジタルカメラ(Canon G7)をいつも持参しているが、

二人を見てると、フィルムカメラってやっぱり良いなぁと実感。

 

次のツアー先(居酒屋)はどこになるのか、今から楽しみ〜。

HIC会員、いつでも募集中です。

 

2月7日(火)

耕さん、お疲れ様です。

ほんとによかった。

罪は罪だが、刑務所の対応も大罪である。

 

■2023.2.7日経新聞■

服役中死亡、国賠償で和解 ロック歌手遺族に4000万円

北海道月形町の月形刑務所で2017年、ロック歌手の伊藤耕さん(当時62)が服役中に死亡したのは、

刑務所や受診した町立病院の対応が不適切だったためだとして、遺族が国などに損害賠償を求めた訴訟が7日、

東京地裁(男沢聡子裁判長)で和解した。

遺族側によると、国がほぼ請求通りの4300万円支払う内容。町との間では町が解決金50万円を支払い、

哀悼の意を表す内容の和解が既に成立している。

伊藤さんはロックバンド「THE FOOLS」のボーカルとして活動。

訴状によると、伊藤さんは覚醒剤取締法違反の罪で実刑が確定し、15年10月から服役。17年10月に激しい腹痛を訴え、

町立病院で痛み止めの投与を受けた。刑務所に戻った後も痛みを訴えて意識を失い、2日後に搬送先で亡くなった。

訴訟の過程で開示された刑務所内の監視カメラ映像では、

苦しむ伊藤さんに職員が「この程度では病院に行かない」などと発言した場面があった。

和解後に東京都内で記者会見した妻の満寿子さん(55)は「ひどい対応。耕はおかしいと思うことと闘ってきた人で、

遺志を引き継いだ」と語った。代理人の島昭宏弁護士は「国が全面的に責任を認めたといえる」と評価した。

法務省矯正局は「被収容者の健康管理には万全を期するとともに、適切な医療の実施に努めたい」としている。

 

2月8日(水)

新譜のレコード、高過ぎやしないかい?

 

2月9日(木)

東京五輪談合。

電通元幹部やフジテレビ系制作会社の元幹部らも逮捕、東京地検特捜部。

みるみる膨らんでいったオリンピック経費。

血税を食い物にしていた汚れた人間が次々に判明。

 

2月10日(金)

都心では積雪情報。

寒い一日となる。

 

2月11日(土)

’酒が人をダメにするんじゃない。人間がもともとダメだと言う事を教えてくれるものだ’

立川談志師匠の名言。

つまり、本日は酩酊。

 

2月12日(日)

お好み焼きを久々に食べる。

お好み焼きにはビール。ピザには赤ワイン。

ピザにビールは、なんだか合わないんだよなぁ。

 

2月13日(月)

大切なとても大切なマフラーをどこかで落としてしまう。

スコットランド製のタータンチェック。

24歳からの冬の相棒。

立ち直れないかも。。。

 

2月14日(火)

おっ、バレンタインデーってやつですね。

街ゆく人々へ。たくさんたくさん恋をして下さい。

私は、稲毛駅。いつもの居酒屋へIN。

瓶ビールとカシューナッツ。

 

2月17日(金)

’成田空港着、ただいま。’と愛すべき親友が無事に韓国から来日。

 

 

2月末日。

2月17日を境に日記は止まったままだった。

私の人生の中で最も忙しなく(良い意味で)、充実した二月となった事は間違いないだろう。

酒を幾度も飲み交わし、久しぶりに深夜に食事をしたり、移動距離も長く、

当然ながら睡眠時間の短くなる日が続いた。

挙げ句の果てに、煙草も一本吸ってしまった(何十年ぶり??でも、美味かったね)。

 

流行り病による空白の時間を縮めるべく、僕らはゆっくりと語り始ることができた。

とても感謝しているし、どんなことがあっても世界は続き、人生も続いて行くのだ。

そして、人との出会いでしか人生は進まない。

 

どこかの本に書いてあった。

’人生を豊にするのはお金でも物でもない。幸せな時間の記憶である’と。

歳をとるのも悪くない。

 

忘れないよう、移動工程をここに記しておく。

2/17(金)LIVE@下北沢440・オオヤユウスケ(Polaris)× おおはた雄一 × 大野雄介

2/18(土)LIVE@渋谷WWW・VIDEOTAPEMUSIC

2/19(日)移動日

2/20(月)ピクニック@袖ヶ浦&茂原・笠森観音(フィッシュマンズ佐藤さんお墓参り)

2/21(火)LIVE@渋谷クアトロ・おとぎ話×羊文学

2/22(水)移動日

2/23(木)イベント@西千葉cafeSATND・Fishmans Night 2023

2/24(金)LIVE@目黒パーシンモンホール・cero×STUTS

2/25(土)LIVE@立川A.A.company・KODAMA AND THE DUB STATION  BAND

2/26(日)LIVE@丸の内コットンクラブ・Bonobos

2/27(月)LIVE@渋谷WWW・キセル×角銅真実

2/28(火)移動日

3/01(水)帰国

 

最後に。

2月20日だったよね。cafeSATND、16歳おめでとう。

あなたがいなければ、私の人生つまらなすぎたと思うよ。

いつもありがとう。

これからもよろしく。

 

PEPE Night 2023’久々’

こんにちは。

3月18日(土)に行われる『PEPE Night』のお知らせです。

(通常営業は16時迄となります。ご留意くださいませ。)

 

コロナ禍の中、中断していた春夏秋冬の定期的イベント『PEPE Night』を3年ぶりに開催致します。

 

PEPE NightのPEPEとは、シェリー酒のTioPEPEを指しており、スペイン・アンダルシア地方のワイン。

このシェリー酒と、ナビゲーターのsanbe氏による手作り特製ソーセージ。

そして、チーズやサラダ等のcafeSTANDおつまみプレートがついたお得なイベントとなっております。

お食事と音楽をコンセプトとしたホームパーティーの延長のようなイベントとなっております。

 

そして今回、日夜全国を飛び回る変幻自在のSSW、原田茶飯事さんのスペシャルミニLIVEを行います。

(終演後はドネーション形式で各テーブルを回らせていただきます。ご協力お願いいたします。)

茶飯事さんにはスケジュールの忙しい中、二つ返事で了承して下さり感謝しかありません。

(茶飯事さんありがとう!!久しぶりに会えて嬉しい!!)

 

久しぶりの再会の方はもちろん、お初めて方も緊張なさらずに、

予約も必要ありませんのでふらっと遊びに来て下さい。乾杯しましょう!!

 

PEPE Night 2023’久々’

日時:2023年3月18日(土)

料金:¥2500(2ドリンク+おつまみプレート付き)

時間:18:00-23:30

ナビゲーター:sanbe

スペシャルミニLIVE:原田茶飯事(出演は20時ごろを予定してます。)

DJ:むじんくん・FB・粂・nami・Nagumo・moze・dt express・noblong・simakage

 

 

日々:その二十八

1月1日(日)

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

朝5時に自宅2を出発。

7時西千葉着。仕事始め。

一般道は行きも帰りもガラガラ。

正月くらい皆さん休みたいよね。当然。

 

1月2日(月)

お札を綺麗に折りたたみ、心を込めてお年玉袋へ。

実家へ帰省。

正月は母親にお年玉を渡すのが恒例。

いつもありがとうございます。

 

実家にて久しぶりにテレビを眺める。

直接的に全く関係のない物事がこうやって垂れ流されているものを毎日見ていると、

自分の人生が少しづつ支配されてゆくのだろう。

危険だ。

 

1月3日(火)

木更津で店長Gと合流。

鍋を食べながら新年の挨拶を。

この三日、お酒は飲まず。

体調管理に努める。

時間軸がいつもと違う時こそ注意が必要。

 

1月4日(水)

四半世紀前、当時の会社員時代の同期から毎年恒例の年賀状が届く(毎年ありがとう)。

しかし、郵便局員さんは偉大ですね。

素晴らしい仕事だと思う。

 

1月5日(木)

少子化対策の為に増税とかおっしゃってますね。

より少子化になるでしょうに。

何かのイリュージョンですか。

 

1月9日(月)

祝日、成人の日。

自分の成人式の日は大雪だったと記憶している。

とはいえ、成人式には行かずに近所のパチンコ屋でスロットを打っていた。

当時はスロットで生計を立てようかと真剣に考えていた暗黒時代。

ギャンブルは22歳でやめ、煙草は24歳でやめた。

世界(特にアジア圏)を見たくなったのだ。

前を向き、経験をつむために。

 

1月11日(水)

こんな真冬の昼下がりに、真夏に行うイベント案件のメールを関係者へ送る。

想像がまだ追いつかないが、夏なんてすぐにやって来るのだろう。

 

1月12日(木)

果物に目覚めてしまう。

甘美への目覚め。

 

1月13日(金)

稲毛駅。いつもの居酒屋へIN。

しめ鯖と瓶ビール。

 

1月14日(土)

朝七時。いつもの散歩コース、千葉大キャンパスがセンター試験の為に入れず。

隣駅の千葉まで往復歩く。

千葉駅周辺は景観が全くもって悲惨ですね(生意気すいません)。

ランドスケープ大失敗の例でしょう。

仙台、福岡などは都市計画がしっかりとしていて好印象。

その昔、ヒッチハイクで仙台駅に着いた時、街が開けててうわぁ~ってなった記憶がある。

街の印象は大事。

 

1月15日(日)

高橋幸宏さんの悲報。

8年程前の大阪にて、音楽イベントの打ち上げ会場でお酒をご一緒させていただいた記憶が蘇る。

 

1月16日(月)

朝食を早めに済ませて単線無人駅から木更津駅へ。

千葉駅着。

京成ローザで映画’ケイコ目を澄ませて’鑑賞。

ただただ素晴らしい。

劇伴なし、終始激しい静寂(鑑賞すれば理解できると思う)と共に幕を閉じた。

今年はこれ一本でいいかも、ってくらいに引き込まれる。

 

1月17日(火)

歯医者。店の買い出し後、西千葉へ。

15時より、ホームページリニューアルの打ち合わせ、M君と。

たっぷり3時間程。

窓越しに映る街が暗くなり始めた頃、M君と場所を居酒屋へ移す。

マグロぶつ、しめ鯖と共に日本酒をいただく。

升に入った日本酒ってのは、なんだか背中がピンとなりますな。

 

1月18日(水)

魔都・新宿へ。

15時から打ち合わせ。西新宿でみっちりと。

かたい話は終了として、その後は歌舞伎町方面へ。

数年ぶりに’もつやきカミヤ’へ。

相変わらずの名店。

変わらずに営業するってことが、いかに大切かを知ることができる。

 

歌舞伎町って独特の匂いがする。

欲望を思いきり期待している人間の匂いなのかもしれない。

 

1月19日(木)

一日中あちらこちらへ。

店を離れている時間に、スタッフから連絡。

高校の同級生だったKさんという方がいらしてます。と。

名前を聞いても???だったが、数分頭をフル回転し、あぁぁもしかして、、、と店に戻ると、

やっぱりな顔が。二十数年ぶり?の再会。不思議とすぐわかるもんですね。

現在は、商社で営業職、横浜住まいで子供が三人いるという。

色々な街で人それぞれの人生と生活があるんだなぁとしみじみ。

 

夜は、本日も打ち合わせ。

久しぶりに24時を超えてしまう。

お酒、少し控えたい。

 

1月22日(日)

店はたくさんのお客様。ありがとうございます。

自宅2帰宅途中にブックオフをパトロールし古本三冊購入。

帰宅後、ゆっくりお風呂に浸かりながら、壇ふみ’父の縁側、私の書斎’読了。

檀一雄の家に坂口安吾が借り住まいしていた事実を知る。

 

夕食はサバの塩焼き、マカロニサラダ、糠漬け、瓶ビール一本。

食後に温かいルイボスティーを飲みながら買いたての本をパラパラめくっていると、

すぐに睡魔。逆らわず寝室へ。

 

1月23日(月)

年々、東京が遠く感じる。

 

1月24日(火)

夜空が綺麗な日。

 

1月25日(水)

年初にわかっていたが、本日から三日間は激務日。

店には出れないので、スタッフにお任せ。

いつもありがとう。

 

1月26日(木)

激務2日目。

目が回りそう。てか、回っている。追いつかない。

 

1月27日(金)

激務3日目、無事に終了。

帰宅後、曽我部恵一さんのエッセイ本を予約。

早く届かないかなぁ。

 

1月28日(土)

サマーソニックにブラーとリアム・ギャラガー。

ケンドリックラマーまで。

悩みどころだ。

 

リアム・ギャラガーさん。

サマソニ出演後、よかったらうちの店来ませんか?

幕張からわりと近いですし、電車で来るなら西千葉駅から徒歩2分です。

店には音響機材も整っておりまして、アコースティックライブも可能です。

ビールも浴びるほど用意できます。

是非ご検討を。

 

1月29日(日)

店、朝から慌ただしくあっという間に15時過ぎ。

夕刻からは、久方ぶりの落語会。

片付けを済ませて、店を出たのは22時過ぎ。

高速を降りると気温はマイナス表示。

田舎は寒い。

軽い夕食を済ませて、ゆっくりと曽我部さんの新書、明け方に読了。

石油ストーブを消して就寝。

 

1月30日(月)

大竹伸朗の個展、いまだに行けず。

前売り券も購入済みなのにこの始末。

ことごとくスケジュールが合わずで、月曜日は休館日ときたもんだ。

(美術館ってどこも月曜日休館だよね、、、。)

 

このまま来館しなければ、一生後悔するのはわかっている。

でも、それも私の人生なのよね。

 

1月31日(火)

東高円寺UFOクラブへ。

高円寺は独特の磁場がある気がする。

寄り付きたいけど、寄り付くと出られない感じ。

深夜に自宅1帰宅。

昼から何も食べていなかったので、苺とパイナップル。

 

長い一月が終わった。

来月は韓国から親友が来日する。

再会できることを当たり前と思わず、しっかりと相手を受け止めたい。